我々中小企業にとって地域での在り方というのはひとつの課題です。
企業活動をしていく以上、車輌の出入りだったり音だったりと、少なからず地域に皆さんに負担も与えてしまいます。改善策を重ねても物理的にゼロには出来ません。
業務内容での地域貢献だったり、納税だったりは当然ですが、それ以外にどうやってそこに我々が存在する意義を出していけるのだろうか。我々はそんなことを4年前に瑞穂市に会社を移転してから考えてきました。
そして今年、我々の想いがひとつの形になりました。市内の小学生の工場見学は数年前から行ってきましたが、今年から瑞穂市内7校全ての小学校への図書の寄贈を始めました。
地域のこども達がFUJIGAMIと一緒になって古紙を集めリサイクル活動を行う。
その古紙が実際にどうやって処理されるのかを見学しに来てもらい、体験し、学んでもらう。
そして新しく生まれ変わった紙が図書になってこども達の手に戻ってくる。
リサイクルすることの大切さを喜びを通じて感じて欲しいと思います。
また、スマホやタブレットの普及によって急激に本離れが進んでいるこの時代、こども達には本を手に取って感じるぬくもりや、人の想いや意見が込められた文章を読むということの素晴らしさを感じるきっかけになればいいなと思っています。我々中小企業にとっては、今出来る精いっぱいのことではありますが、実際に寄贈するしないは別として、こういった活動は古紙リサイクル企業としてのひとつの役目だとも考えています。
5月から6月にかけて7校全ての小学校を廻り、我々からの想いを伝えさせて頂きました。
また各校寄贈式を設けて頂きましたのでその様子の一部を掲載いたします。